16世紀、根獅子はキリシタンとなった籠手田氏の領地でありその領民をキリシタンへ一斉改宗しています。
しかし幕府による禁教政策により弾圧がはじまり、当地でも、根獅子教会の管理者(トメー)が1567年に殉教したのをはじめ、浜では昇天石と伝えられる石が残こっている周辺で、領民6名が処刑されたと伝承されています。
平成の発掘調査で、墓標としての石組遺構、その下部には伸展葬された人骨が発見されました。同時に検出された鉄釘の状況より方形棺桶に丁寧に葬られていることも判明しています。これによりキリスト教布教期には墓域として利用されていたと考えられています。