途中、比売神社や法善寺などで杖や槍などの演技と中踊を奉納しますが、一般の家でもブサタバライという演技・踊りを行います。
須古踊の起源は、佐賀県の須古で行われていた芸能が、1574年の須古城落城で落ちのびた侍によって各地に伝わったとされます。
平戸市内には、舘浦のほか、大島や度島、獅子などでも踊られていますが、その目的は大島では供養、獅子では雨ごいのためですが、舘浦ではキリシタン信仰を捨てさせるために始まったとされています。
舘浦の須古踊の特徴のひとつが、中踊の中にアビャコ(シンブツ)という笹竹を持った異装の少年や、行列に傘鉾が加わることが挙げられます。盆行事で傘鉾を伴うものは珍しい形態です。