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かんたん検索(カテゴリー):捕鯨関連検索結果:5件
平戸島の北部に位置する的山(あづち)大島及び北西側に位置する生月島は、古くから好漁場に面した漁業の島として栄えてきました。生月島における捕鯨は、享保10年(1725)に始めた鯨突組から本格化し、享保18年(1733)以降は網組に移行して西海各地の漁場に進出していきました。的山大島でも捕鯨は盛んに行われ、漁村集落が形成されていきます。幕末以降、西洋の捕鯨船の活動の影響で捕獲量が減少したため、網組は廃止されていきますが、鯨組でつちかった大規模漁業のノウハウは、その後の巾着網(遠洋まき網)の経営にも活かされていきました。
生月島や的山大島に残るこれらの文化遺産は、捕鯨を中心とした漁業により栄えてきた平戸の歴史を示す関連文化財群です。